ソフトバンクモバイルは9日、東京・秋葉原のベルサール秋葉原にてガンプラケータイ「945SH G Ver.GP30th」の発売記念セレモニーを行った。会場にはタレントの小倉優子とアムロ・レイ役の声優、古谷徹が来場した。945SH G Ver.GP30thはガンプラ30周年を記念したプレミアムモデルで、10日から発売が開始される。
945SH G Ver.GP30thは、ガンダムのプラモデル「ガンプラ」の生誕30周年を記念して開発されたコラボケータイ。端末本体は、SoftBank 945SHをベースに機動戦士ガンダムに登場する「RX-78-2ガンダム」をモチーフにしたデザインを採用した。端末以外に、メタルインフレームのガンプラ(全長約180mm)と専用充電ベースがセットで提供される。同梱のガンプラは、ベースとなる部分にメタルインフレームに各パーツを装着して作製する仕様。メタルインフレームを使用したことで、重量感あるガンプラを楽しめる。
発売記念セレモニーでははじめに、ガンプラケータイに開発段階から関わっていたという古谷に新品の945SH G Ver.GP30thがプレゼントされた。
続いて同社プロダクトサービス本部浦元芳浩氏が登壇、開発までのいきさつと商品説明を行った。浦元氏によれば、2年前にシャア専用ケータイが発売されてからというもの、同社には後継機を待ち望むユーザーの声が多く寄せられていたとのこと。前回よりインパクトの強い商品を、ということで、会議ではシャア専用ズゴックのバストアップ商品、あるいはハロをモチーフにした商品など、いくつか案が挙がったという。最終的にRX-78-2ガンダムに決まったわけは、昨年お台場で実物大ガンダムの展示があり好評だったこと、かつ今年はガンプラ発売30周年にあたり「ガンダムへの注目度が増している」ことが関係しているという。
945SH G Ver.GP30thのワンセグのアンテナ部分はビームサーベルの持ち手がモチーフになっており、カメラのレンズ付近はビームライフルの照準がモチーフになっている。商品の細かいディテールへのこだわりに対して、古谷は「開発スタッフが本当にガンダム好きなんだな、というのがよく分かる。このケータイを持っているだけで、いつもガンダムが身近にいる感じがする」と嬉しそうにコメントした。
開発のいきさつについて語る浦元氏 |
専用デカール(シール)が付属品としてついてくるので、ユーザーは好みに合わせて貼ることができる。また、背面のバッテリーカバー部分はシールドをモチーフにした立体デザインのものにも交換可能 |
また945SH G Ver.GP30thには、シャア専用ケータイと比較して約2倍の専用コンテンツが用意されているという。待ち受け画面やメニュー画面、マイ絵文字だけでなく、カメラ利用時のガイダンスなどもオリジナル仕様だ。携帯の開閉音やボタン操作音などにも、アニメで使用された効果音を使用している。さらに、ボイスコンテンツには「親父にもぶたれたことないのに!」などの名ゼリフのほか、「電話ですよ!」「おはようございます!」など、本製品のために再収録したアムロの声がプリインストールされている。
充電台はホワイトベースのカタパルトがモチーフになっている。また、電話機を充電台にセットすると自動的に動画が再生され、特典ムービーを楽しむことができる。ムービーはシールド、バルカン砲などガンダムの主なパーツに関わるシーンを特別編集したもので、14シーンに分かれ、全長約4分半のオリジナルアニメになっている。
セレモニーの最後に感想を聞かれた小倉は、「ガンダム好きな男性を好きになり、ガンダムを見始めるようになった」と告白。「この端末を持っていれば、ガンダム好きの男性と話が盛り上がります。そんな使い方も良いかな、と思います」とコメントして会場を盛り上げた。