東京メトロは6日、有楽町線の要町駅 - 護国寺駅のホームドア使用開始時期を発表した。今回設置するホームドアは丸ノ内線・千代田線のような低いタイプ。しかし新たに扉部分に窓を設け、扉を閉じた状態でもホームと列車の隙間を確認できるという。また、曲線ホーム部分では可動ステップを設置して隙間を減らす仕組みを採用したとのこと。

有楽町線のホームドア(氷川台駅)

有楽町線のホームドアは地下鉄成増・地下鉄赤塚・平和台・氷川台・小竹向原の各駅で設置済み。地下鉄成増駅は10月16日から使用開始する予定で、他の4駅は稼働中という。今回発表された駅の使用開始日は、要町駅が2011年1月8日、池袋駅が同年1月22日、東池袋駅が同年2月26日、護国寺駅が同年3月26日とのこと。千川駅は設置時期を調整中で、理由は「千川駅 - 小竹向原駅連絡線設置工事と競合するため」(同社)。

丸ノ内線のホームドア(中野富士見町駅)

千代田線のホームドア(綾瀬駅)

南北線のホームドア(白金高輪駅)

副都心線のホームドア(要町駅)

東京メトロは安全対策の観点からホームドア設置を進めており、今年度末までに179駅中69駅で設置するという。有楽町線全線のホームドア設置完了は2012年度の予定。