テックスミスは8日、同社のスクリーンキャプチャソフトの最新版となる「Snagit 10」(スナグイット10)を発売。パッケージ版の価格は7,200円(税別/1ユーザー)、ダウンロード版の価格が5,700円(税別/1ユーザー)となる。OSは、Windows XP / Vista / 7。いずれも32/64ビットに対応する。また、同社のスクリーン動画キャプチャ編集ソフト「Camtasia Studio 7」とのバンドル版も販売され価格は、37,200円(税別/1ユーザー)。同社Webサイトでは30日間の無料体験版も公開している。

製品は、デスクトップのスクリーンキャプチャの録画や編集に多彩な方法を提供し、Officeを使った資料や授業・セミナーでのマニュアル作成などの業務用途からWebサイト作成や資料集といった趣味での活用まで、アイデア次第で様々に利用できるソフトウェアとなる。

「Snagit 10」起動画面

数多くのキャプチャ方法が用意されており、タイマーやスクロールなどの撮影はもちろん、フリーハンドでのキャプチャ、撮った瞬間にクリップボード/PDF保存など細かいところまで気の利いたキャプチャ方法が搭載。新キャプチャ手法「オールインワン」では、さらに便利なキャプチャ方法が追加された。「オールインワン」では、これまで別々のボタンで選択していた全画面、範囲、ウィンドウ、スクリーンウィンドウなどの個別のキャプチャ方法が一つに集約。マウスで画面上に表示される十字を操作するだけで、自動的に範囲を選択したりスクロールキャプチャを表す矢印をクリックするだけで縦、横スクロールキャプチャなども行える。

「オールインワン」。拡大鏡を中心とする十字のマウス操作に、

個別のキャプチャ機能が集約されている

また、前バージョン比較で30%のパフォーマンス向上が図られており、軽快に各種機能を使いこなすことが可能になったほか、画像貼り付けの際に挿入先のドキュメントのデザインと被ることのないようにする透過機能、角の丸いウィンドウ枠をキャプチャする際には角の丸いまま画像化する機能など、細かなところまでキャプチャ機能が向上している。

ライブラリ画面では、様々なタグと共に画像を管理することもできるので、大量に録画したキャプチャ画像にフラグを立てて、これらを呼び出すことも可能になる。ExcelやWord、PowerPointといったソフトやメール、Webサービスなどと連携も軽快に動作し、ボタンをクリックするだけで、関連アプリケーションに録画データを送信できる。編集機能では、切り抜きやトリミング、回転などの一般的な機能以外にも、スタイルを選択して、画像を加工する機能や遠近法、ページカール、スポットライトなどの特殊効果を使った編集も簡単に適用することができる。

管理画面。キーワードでのタグ付けでキャプチャ画像を管理できる

用意されているスタイルを適用することで手軽に

効果を与えることができる

図は遠近法の傾斜をオプションで調整