新モデルのCX4は、新ブレ補正機能によりシャッタースピード換算で平均約3.7段分の補正効果を実現。と、いう事はズーム側で写真を撮ったり、暗いところで写真を撮るときにCX3よりも更に手ブレ防止効果が期待できるのです。
また今回、新たに搭載された「クリエイティブ撮影モード」が要注目です!
CX3のときにも「DR(ダイナミックレンジダブルショット)」「ハイコントラスト白黒」「ミニチュアライズ」が「シーンモード」の中にありましたが、CX4では、写真の撮影表現を楽しむために専用の「クリエイティブ撮影モード」を用意しているのです。
「クリエイティブ撮影モード」では、新しく増えた「ソフトフォーカス」「クロスプロセス」「トイカメラ」と、「DR」「ミニチュアライズ」「ハイコントラスト白黒」の合わせて6種類の効果が設定できます。
クリエイティブ撮影モードで写真を撮るには、まずモードダイヤルを「c」に合わせます。次に液晶画面の右横にある「MENU」ボタンを押すとモード選択画面になるので、この中で好きなモードを選択してOKボタンで撮影開始! です。
おすすめモードは「クロスプロセス」
6種類の中でも、クロスプロセスは見た目と違う印象の色調になるので、スナップ写真でオモシロい雰囲気を狙うときにはオススメ。
クロスプロセス/ベーシック/16:9 人工的なオブジェと空の不思議な色がカッコイイ感じに。ライト2つがアクセント |
クロスプロセス/ベーシック/16:9 クロスプロセスは何気ない景色を不思議な世界に見せてくれる |
クロスプロセス/ベーシック/16:9 ひびわれたサンダルがクロスプロセスでカッコよく写りました |
しかも、色の転び方を選ぶことも出来ます。Fnボタンを押し、色調をベーシック・マゼンタ・イエローの中から設定。私はシアン系の色調になるベーシックがお気に入り。夕日の中で撮ったスナップ写真が、思いがけず不思議な雰囲気になりました。
トイカメラ/4:3 少しだけ周りをいれて影フォトを撮りました。トイカメラは画面の周辺が暗くなるので少しノスタルジックな雰囲気も出せます |
トイカメラ/4:3 大きいマグで飲めるか考える甥っこをトイカメラで可愛く撮りました |
トイカメラ/1:1 シャンデリアを望遠で撮ったけどブレずに写せました |
トイカメラ/1:1 トイカメラは色がはっきりしているものを撮ると、ポップな感じに写せます |
トイカメラ/1:1 水飲み場で遊んでいるところを逆光で撮ってみたら、トイカメラの雰囲気がとても合いました |
ふんわりした写真を撮りたいときは「ソフトフォーカス」。「トイカメラ」はトイカメラ風に画面の周辺が暗くなりつつ、派手な色合いにもなるのでカワイイ写真を撮りたいときにも向いています。
ソフトフォーカス/16:9 マクロで近づいてソフトフォーカスで撮ったら、線のような花びらもふわり |
ソフトフォーカス/4:3 壁一面に広がる植物を、カメラを回転させながら撮ってみました |
ソフトフォーカス/1:1 ソフトフォーカスを強めにして、アクセサリーにツヤと柔らかさを感じる写真にしました |
「ミニチュアライズ」はミニチュア効果になるので上から見下ろすカメラアングルで撮るとより効果が出て楽しいです。また、アスペクト比(画面の縦と横の比率)を変えて撮ると更に多彩な印象の写真を撮ることが出来るので、遊びの感覚も広がります。
ミニチュアライズ/16:9 遊園地で下から見上げて撮っても、ミニチュア的なオモシロい感じになりました |
ミニチュアライズ/16:9 両手を上に高く持ち上げて撮りました。ヒマワリ畑が広がる感じを出したくて16:9の画面比率にしてみました |
クリエイティブ撮影モードは通常とは違う写真を撮ることが出来るので、CX4は今までよりも写真のビジュアル的な表現を楽しむことができるカメラに仕上がっています。
ボディカラーはブラック、シャンパンシルバー、パープルピンク。今回は、パープルピンクを使ってみましたがいい感じです。キラキラしたストーンをつけてデコると更に可愛くなりそうです。