パナソニック オートモーティブシステムズは6日、ポータブルSDトラベルナビゲーション「旅ナビ」の、家電ルートモデル「CN-SG500L-T」とカー用品店ルートモデル「CN-SG500D-T」を10月8日に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は6万円前後。
今回発表された2機種は、収録されている約8万件の観光ガイド情報をもとに、目的のスポットの写真と詳細な情報を見ながら、見つけたスポットに付箋を貼付けることでオリジナルの旅行プラン作成が行える新ジャンルのトラベルサポートツール。1つのルートに最大で5つのスポットを設定し、訪れる順番は自由に選ぶことができる。
旅先では歩行用ナビゲーションとして利用できるほか、電子コンパスが内蔵されているので向いている方角の確認も可能。さらに、GPSとカメラ機能を使って近くの施設を特定し、そのガイドブック情報を画面に表示する「何これカメラ」機能、カメラ機能によってディスプレイに表示された風景に、周辺施設名や地名を重ねて表示する「街並みスコープ」機能を搭載する。
内蔵カメラは約200万画素の解像度で撮影が行え、撮影した写真に位置情報を付加することができる。また、撮影した場所は地図上にカメラマークとして表示され、カメラマークをタッチして写真を呼び出すことも可能。
そのほか、街歩き中に行きたい所までのルート表示をする歩行モード「おでかけウォーク」、約6時間のバッテリー駆動が行える省電力モードの採用、ワンセグチューナーの内蔵とワンセグ録画機能の搭載、MP3 / WMA形式の音楽ファイル再生、ディーガやビエラRシリーズで録画したSD動画の再生機能などを持つ。付属の車載用吸盤スタンドを使えばカーナビゲーションとしての利用にも対応。
本体サイズは152(W)mm×92(H)mm×18.5(D)mmで、質量は249g。電源にリチウムイオン充電池を内蔵し、シガーライターコードまたはACアダプターから充電が可能。