8月30日、東京・渋谷のApple store, Shibuyaにおいて、位置情報関連iPhone・iPadアプリの紹介イベント「Geomedia meets iPhone in Shibuya #03」が開催された。主催は、ジオメディアサミット運営メンバーの有志。第3回目の今回は、3組の開発者がアプリのプレゼンを行った。本稿では、同イベントでプレゼンされたアプリを紹介する。
味わい豊かな絵地図を見て下町を散歩「東京下町散歩」
「東京下町散歩」は、セブンシーズ・テックワークスによる絵地図アプリで、絵地図師・高橋美江氏の書籍『東京下町散歩』が元になっている。価格は350円。一般的な地図アプリのようなナビゲーションを目的とするのではなく、街を知りながら散歩できるのが特長。
絵地図は、ピンチやドラックで拡大/縮小、移動が可能。地図はガイド付きで、解説を読みながら街を散歩できる。また、GPSと連動していて、絵地図上には自分のいる位置が表示される。さらに、アルバム機能で思い出の写真を保存したり、Twitter連携機能で絵地図上に周辺で投稿されたツイートを表示させることも可能だ。今後は他の地域の絵地図を題材としたり、外国語への対応を行っていく予定。
東京下町散歩 価格:350円 App Storeからダウンロードする |
iPhoneをレーダーにして鬼ごっこ「鬼ごっこレーダー」
次にプレゼンされたアプリは「鬼ごっこレーダー」。価格は無料。アプリ自体でゲームを楽むのではなく、あくまで"鬼ごっこ"を補助するためのツールである。鬼と逃げ手に分かれて鬼ごっこを行うのは、一般的な鬼ごっこと同様だが、特徴的なのは鬼が"爆弾"を仕掛けられる点。
地図上に配置した爆弾の箇所を逃げ手が通ると、5分間、自分の居場所が鬼に通報され続ける。鬼に捕獲されるとアウトになる。これまでに4回、公式の鬼ごっこイベントが開催されており、次回は9月末に開催される予定。「鬼ごっこレーダー」と同様に野外で遊ぶのをコンセプトとした「宝探しゲーム」の開発も行い、現在AppStoreに申請中とのこと。
鬼ごっこレーダー 価格:無料 App Storeからダウンロードする |
この街で聴かれている曲をチェック「Saizen」
最後に登場したのは、ジグノシステムジャパンが提供している位置情報と音楽を組み合わせたアプリの「Saizen」。価格は無料。現在、自分がいる地域で聴かれている曲が地図上に表示される。また、ランキングの表示機能もあり、月別、日別ランキングや特定の地域のランキングなどをチェックできる。
お気に入り機能では、特定のユーザーを登録してどんな曲を聴いているのかを見たり、地域をお気に入り登録することが可能。近日、アプリのバージョンアップを行う予定で、マルチタスクへの対応のほか、iTunes Storeへのリンクを設けて購入しやすくしたり、Twitterと連携して聴いている曲を投稿できるという機能強化が行なわれる。
Saizen 価格:無料 App Storeからダウンロードする |
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Geomedia meets iPhoneは、月1回程度のペースで開催される位置情報関連iPhone・iPadアプリの紹介イベント。発表希望者は随時募集中とのこと。