東京工業品取引所は3日、日本商品清算機構(JCCH)の株式のうち、東京穀物商品取引所(東穀取)が所有する分を取得すると発表した。
JCCHは全国に4つある商品取引所の清算(クリアリング)業務をおこなっている。JCCHの株式には譲渡制限が設けられているが、東工取によると、3日、東穀取が所有するJCCH株を東工取へ譲渡することについて、JCCHの取締役会は承認した。今回のJCCH株式の譲渡による名義書換は、10月1日以降、JCCHに対して申請する予定となっている。
東工取では、「今回のJCCH子会社化をきっかけに、商品先物クリアリング機能の強化に向けて、JCCHとの連携を一層深めていく」としている。