日本生命保険は3日、シブラルタ生命保険と業務委託契約を締結し、一部の店舗、販売チャネルで、ジブラルタ生命の通貨指定型個人年金保険(無配当)と米国ドル建終身保険(無配当)の販売を、10月4日から開始すると発表した。日本生命にとって、他の生保会社の商品を販売するのは、初めての取組みとなる。
日本生命は、ジブラルタ生命の属するプルデンシャル・ファイナンシャル・グループとは、2009年9月にプルデンシャル・ファイナンシャル・グループ傘下のプルデンシャル・インシュアランス・カンパニー・オブ・アメリカ(PICA)が発行する交換権付サープラス・ノートを日本生命が購入するなど、「良好な関係を深めてきた」(日本生命)。
今回、長期にわたり双方にとって有益なパートナーシップを構築していく取組みの一環として、新たに業務委託に合意した。
日本生命では、顧客ニーズが多様化する中、そのニーズに応えることができるよう商品ラインナップを迅速に拡充していくために、「商品によっては自社開発だけでなく、他の生命保険会社から供給を受けることがより効率的」と判断。
今回の業務委託を通じて、都市部を中心にニーズの高い外貨建保険の商品について実績のあるジブラルタ生命の商品を日本生命の商品ラインナップに加えることで、「より多くの顧客のニーズに応えることができる」としている。