米Microsoftは9月1日(現地時間)、同社の次世代スマートフォン向けOS「Windows Phone 7」がRTM(Released To Manufacturing)のステータスになったことを報告した。これにより同OSはMicrosoftの手を離れ、最終版としてハードウェアを製造するOEMパートナーへと委ねられることになる。Windows Phone 7のデビュー日時についてはMicrosoftから明言されていないが、同Marketplaceのサービスの10月初旬オープンが予告されており、おそらくこの前後のタイミングでの正式デビューになるとみられる。

同件についてはWindows Phoneの開発チームBlogに記載がある。この中で米MicrosoftのWindows Phone Engineering担当コーポレートバイスプレジデントのTerry Myerson氏は、Windows Phone 7が同社の歴史の中で最も綿密にテストが行われたOSであり、日に1万件、合計で50万時間にも及ぶ自動テストを経てユーザーやOEMの手元に届けられる製品であることを強調している。またPeople HubでのFacebook統合など、テクニカルプレビュー提供時のユーザーからの好意的なフィードバックが多数あったことを報告している。いずれにせよ、当初のロードマップに沿った形でWindows Phone 7がRTMに到達したことで、9~10月ごろとみられていた製品デビューがほぼ確実となった。あとはMicrosoftからのリリース日時に関する正式発表を待つだけだ。