エプソン、パソコンを使わずに印刷可能な「カラリオミー」新モデルを発売

セイコーエプソンは2日、コンパクトプリンター「カラリオミー」の新モデル「E-810」「E-340S」「E-340P」を15日に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はE-810が5万円台中頃、E-340S / Pが1万円台中頃。

E-810は、パソコンを使わずにハガキ作成が行える機能を搭載し、付属の赤外線ワイヤレスのキーボードから文字入力も行える「E-800」の後継機種。キーボードは「あいうえお」順のかな配列と「QWERTY」のローマ字配列が利用でき、ボタンひとつで入力方法の切り替えが可能。

カラリオミー「E-810」

ハガキ作成機能は、通信面と宛名面の両方を作成する機能があり、どちらも簡単な操作で作成から印刷までを実行できる。通信面では、メモリーカードから取り込んだ写真を素材として利用し、用意されているデザインを選択するだけで年賀状や季節の挨拶などが作成でき、宛名面では1,000件までの登録可能な住所録機能が搭載され、デザインや書体の選択も可能。

今回から、新たに文字を大きくして読みやすくなったヘルプ機能に加えて、操作ガイドを各所に追加し、さらに安心して使えるように配慮されている。印刷プレビューを拡大表示して、誤字や脱字のチェックを行ったり、読みが分からない漢字を漢字コードから入力する機能も搭載した。

写真プリントでは、複数の写真をアルバム風に自動レイアウトして、コメントなどの入力も可能な「思い出の一枚アルバム印刷」が可能となっている。そのほかにも、様々なシーンで利用可能な写真とテキストのみのテンプレートが用意され、"写真俳句"の作成などが楽しめるとのこと。素材選びにも役立つスライドショー機能では、前後の写真へ移動できるボタンが用意され、一時停止機能も新たに搭載。「ランドリー」と「アクアリウム」というスライドショーの新テーマも追加された。

そのほかのスペックとして、パネル角度の調節が可能な7型ワイドTFT液晶を搭載し、インクは長期保存性能をもつ4色染料インク「つよインク200」を使用。最高解像度は5,760×1,440dpi、最小ドットサイズは2plとなっている。