パナソニックは1日、リニアPCM録音機能を搭載したICレコーダー「RR-XS600」を17日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は1万2,000円前後。
同製品は、録音した音源を圧縮しないリニアPCM録音機能を搭載し、会議などの内容を忠実に再生可能というICレコーダー。また、「録音ポジションスイッチ」によって、講義やインタビューなど一人の声を録音する場合の「ズーム」、会議など複数の発言を録音するための「ワイド」、感度やマイクを自分で設定できる「マニュアル」という3つの録音ポジションを、ワンタッチで切り替えることができる。
電源には、単4形乾電池2本を使用。省電力化によってリニアPCMステレオ録音でも約22時間の録音(同社アルカリ乾電池の場合)が可能で、大切な会議などの録音中に電池が切れる心配を軽減する。
直径20mmのスピーカーを内蔵し、最大出力330mWの大きな音で再生可能。再生時の音の歪みを抑制するオートレベルコントロールを搭載し、クリアな再生を可能にする。そのほか、人の声が聞きやすい「ノイズカット」機能、早聞きと遅聞きができる「21段階スピードコントロール」(MP3のみ)、もう一度聞きたい箇所に5秒さかのぼって再生する「少し戻る再生」などの機能を持つ。
リニアPCMで録音するモードのほかに、MP3形式で録音が行えるXPモード / LPモード / SLPモードが利用可能。搭載メモリー容量は4GBで、最大外形寸法は約40.4(W)mm×110.6(H)mm×16.8(D)mm、電池を含めた質量は約64g。