10月22日公開の時代劇映画『雷桜』の完成披露プレミアイベントが8月31日、東京・六本木ヒルズで行われ、主演の岡田将生、蒼井優、小出恵介が出席した。

白馬に乗って写真撮影に臨んだ岡田将生(左)と蒼井優 拡大画像を見る

この日は、白馬のマレーボ(劇中では東雲役)に乗って登場した蒼井優。「まさか六本木で馬に乗るとは思ってもみなかったです(笑)。本当にマレーボはキレイなので、ぜひ注目してほしいですね」とマレーボの再会を喜んだ。蒼井と岡田は、時代劇初挑戦。2人とも乗馬と殺陣の特訓をしてから撮影に臨んだといい、岡田は「優ちゃんは練習中に落馬して、綺麗な弧を描いて人形のように落ちてました」と明かすと、蒼井も「手放しで馬に乗るシーンがあったんですけど、岡田さんはドンドン違う方向に行ってました(笑)」とやりあっていた。

また、本作について蒼井は「19歳のころから原作は知っていました。演じていて、自分と役の境が微妙な感じでしたね。後半になると、凄く辛いことが続くんですけど、泣くシーンで、私が辛くて泣いているのに撮影している場合かな? と不思議な体験をしました」と役に没頭したことを明かした。

落馬時に足の甲を脱臼したという蒼井は「初めて現場に松葉杖で行きました」

映画『雷桜』は、発行部数25万部を突破して女性を中心に人気を博している宇江佐真理の同名小説を、『ヴァイブレータ』(2003年)、『余命1ヵ月の花嫁』(2009年)などを手掛けた廣木監督が映画化。江戸時代を舞台に、身分の違いにより運命に翻ろうされた男女の恋愛を描く。将軍家に生まれた斉道(岡田)は、家臣・瀬田助次郎(小出恵介)の故郷である山村に赴き、雷(蒼井)という一人の女性と出会う。しばらくして、再び2人は再会を果たして惹かれ合うが、周囲はそれを許すはずがなかった……というストーリー。

左から、廣木隆一監督、小出恵介、岡田、蒼井。
映画『雷桜』は、10月22日より東宝系にて全国公開