ワコムの開催していた「願いを書こう Bamboo×七夕のキセキ」キャンペーン「七夕のキセキ賞」受賞者の「シロクマに氷をプレゼント」という願いが、神奈川の「よこはま動物園 ズーラシア」にて実現した。願い通り、ホッキョクグマ(以下、シロクマ)に特大の氷がプレゼントされ、シロクマは特大氷とその中に固められたご馳走を満喫した。
2010年8月29日、神奈川県の「よこはま動物園 ズーラシア」亜寒帯の森にあるホッキョクグマ(シロクマ)ゾーンにて、この願いは実現した。イベントでは、まず「願いを書こう Bamboo×七夕のキセキ」キャンペーンにて、「シロクマに氷をプレゼント」という願いを短冊に書き、見事「七夕のキセキ賞」に選ばれたニックネーム shirokumaさんとそのご家族が登場。動物園のスタッフに、特大氷に関する目録を手渡した。
ちなみに、今回プレゼントされた氷は、120cm(W)×80cm(D)×40cm(H)で重さ200kgという巨大なもので、通常ズーラシアでシロクマに与えられる氷の約10倍の大きさとのこと。その巨大な氷の中には、スイカ、ドラゴンフルーツ、メロン、ハム、リンゴ、ぶどう、かぶ、トウモロコシ、オレンジなど、シロクマの大好きな食物が冷凍されている。
幸運にも、この巨大な氷をプレゼントされたのは、ホッキョクグマのジャンブイ君(オス18歳)。ちなみに、シロクマは5歳で成人となり、寿命は約30年。ジャンブイ君は人間でいえば、中高年世代。ズーラシアによると、そんな人生経験豊富なジャンブイ君でも、「これほどの大きな氷を与えられたことはないはず。おまけに、氷の中に食物を入れるのはズーラシアでは初めて」とのこと。
氷のプレゼント会場には、100人以上の動物園来園者が集結、シロクマに氷がプレゼントされる様子をライブで見守った。
4人の飼育員により巨大な氷が搬送されると、続いてシロクマのジャンブイ君が登場。ジャンブイ君は周囲を警戒しつつもも、興味深そうに氷を見つめる。ジャンブイ君は危険がないことを確認するかのように、舐めたり転がしたり、手探りで巨大な氷と戯れる。5分ほどそのような動作を繰り返したジャンブイ君は、氷を浮き輪のように抱きしめながら、プールで水遊びを敢行した。猛暑の中、嬉しそうに水中で氷と戯れるジャンブイ君に、集まった観客も歓声をあげる。
やがて、水遊びに疲れたジャンブイ君は、氷を岸に運び、中の食物を食べ始めた。まずは、氷の中のメロンを美味しそうに齧るジャンブイ君。食事中に、ジャンブイ君のおこぼれを狙いカラスが飛来するなどのアクシデントもあったが、無事にイベントは終了した。
今回、ワコムのキャンペーンで「シロクマに氷をプレゼント」という願い事を叶えたニックネーム shirokumaさんは今回のイベントについて、「このような形で願いが本当に実現するとは思っていませんでした。本当に良い思い出になりました」と語った。