Operaウィジェット「Google Translator」 |
Webブラウジングをしながら必要な情報を収集していると、外国語でしか情報を得られないことがある。そんな場合に重宝するのが、オンラインの翻訳サービスだ。たまに意味不明な訳文が返ってくることもあるが、最近では精度もだいぶ高くなっていると言える。とはいえ、翻訳サービスのWebページをずっと開いたままにしておくというのは、タブやウィンドウを乱立させる原因にもなる。そんな時に使いたいのがOperaウィジェットの「Google Translator」だ。ウィジェットなのでデスクトップに配置していてもほとんど邪魔にならないし、調べたい時に即座にテキスト翻訳やWebページ翻訳ができ、内容を確認することが可能だ。
注意:本稿では、Operaウィジェットのインストールを行っていますが、ソフトウェアの利用は使用者の責任で行ってください。
Google Translatorをインストール
それでは、「Google Translator」をインストールしよう。OperaウィジェットのWebサイトで、画面右側の[起動]ボタンをクリックする(図1)。確認のダイアログが表示されるので、一番左の[インストール]ボタンをクリックしよう(図2)。そして、図3のような完了のメッセージが表示されたら、インストールは完了だ。[完了]ボタンをクリックしてダイアログを閉じよう。
図3 [完了]ボタンをクリックすればインストールは完了だ |
テキスト翻訳とWebページ翻訳
さっそく「Google Translator」を使ってみよう。前の画面で「ウィジェットを起動する」にチェックを入れておけば、ウィジェットが直後に起動する(図4)。なお、2回目以降に起動する時には、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]から起動できる(図5)。
ウィジェットを起動したら、まずはテキスト翻訳を行ってみる。ウィジェットの中段のプルダウンで、翻訳前と翻訳後の言語を選択しよう(図6)。次に、ウィジェットの上段にテキストを入力し、[Translate]ボタンをクリックする(図7)。すると、ウィジェットの下段に翻訳後のテキストが表示される(図8)。
図8 下段に翻訳後の訳文が表示される |
「Google Translator」では、Webページの翻訳も可能だ。ウィジェットの左下にある「URL」をクリックしよう(図9)。続いて、図10のような画面になるので、言語の選択とURL入力を行い、[Translate]ボタンをクリックする。なお、翻訳前の言語で「Autodetect」を選択した場合は、翻訳時に言語の自動判別が行なわれる。翻訳が行なわれるとブラウザが起動し、翻訳後のWebページが表示される(図11)。なお、Webページ翻訳からテキスト翻訳に切り替えるときは、ウィジェット左下の「Text」をクリックしよう。
言語の絞り込みと自動翻訳
続いて、「Google Translator」の詳細設定を見ていこう。設定を行う場合は、右上の[Options]ボタンをクリックする(図12)。すると、図13のような設定画面が表示される。まずは、「Options」の右側にある「2」をクリックし、2枚目の設定画面を表示する。ここで行いたいのが、使用する言語の絞り込みだ。
「Languages to show」において、翻訳前および翻訳後に必要な言語だけにチェックを入れよう(図14)。再び、右上の[Options]ボタンをクリックすれば翻訳画面に戻る。言語選択のプルダウンをクリックすると、選択した言語のみが表示されている(図15)。
そのほかの設定を見てみよう。設定画面で「1」をクリックしたときの1枚目のページでは、自動翻訳やハイライトなどの設定を行う(図16)。上から3つ目の「Automatic text translation」を「Yes」にすると、[Translate]ボタンを押さなくても、リアルタイムにテキスト翻訳が行なわれる(図17)。
また、設定画面で上から4つ目の「Highlight after translation」では、翻訳を行った後で、翻訳前あるいは翻訳後のテキスト選択を自動的に行うかどうかを設定する(図18)。テキストのコピー&ペーストを行うときなどに便利だろう。なお、自動翻訳とハイライトを同時に有効にすると、入力が上手くいかなくなるので注意しよう。
最後に、この「Google Translator」をアンインストールする場合は、Operaのメニューで[ウィジェット]から[ウィジェットの設定]を選択する(図19)。サイドバーが表示されたら、[Google Translator]を右クリックし、メニューから[アンインストール]をクリックしよう(図20)。