大韓航空は27日、マイレージの有効期間を5年間から10年間に延長するなどの、マイレージ制度改定案を発表した。改定事項は、同社のシステムが整い次第、段階的に施行される予定。

大韓航空機体イメージ

今回発表した新マイレージ制度では、2008年7月1日以降に積算されたマイレージの有効期間を当初の5年間から10年間に延長される。2008年6月30日以前に積算されたマイレージは、従来通り有効期限無しとなる。なお、マイレージ交換の際は、有効期間が設定されているマイレージから優先的に交換し、2008年6月30日以前に積算されたマイレージは最後に交換される。

マイレージ特典利用対象となる座席数も拡大。ピークシーズンでも常に一定規模以上のボーナス座席を用意し、予約状況に応じて弾力的に追加するなどして、マイレージの利用機会を増やす。また、次世代新型航空機導入時には、上位クラスの座席数を拡充してマイレージアップグレードの利用機会を広げる。

家族マイレージ合算範囲も、現行の会員本人の配偶者、父母、子女、祖父母、孫に加えて、兄弟姉妹、配偶者の両親などにも拡大。さらに、超過手荷物、ラウンジ等もマイレージで利用できるようになるほか、ボーナス航空券の有効期間も6カ月から1年に延長される。また、高価な楽器を機内に持ち込む場合の別途座席購入の座席にも、マイレージが積算されるようになるとしている。