アイエヌジー生命保険は26日、提携金融機関を通じた個人向け保険商品の販売を再開すると発表した。同社は、金融危機の影響で激変する市場環境の中、2009年7月末に変額年金保険などの販売を停止したが、その後、「商品のリスクコントロール手法を見直すなど、長期的な商品供給が可能な体制を再構築した」としている。
同社は、法人向け事業保険の分野のほか、今後は、さらにもう1つの事業の柱とする金融機関での窓販に注力し、「顧客の多様なニーズに応えることのできる商品を開発していく」。金融機関での個人向け保険商品の販売を再開するにあたり、これまで同社が培ってきた豊富な販売サポート手法などのノウハウを活用できることから、第1弾商品として、変額年金保険を提供する。
新商品「一時払変額年金保険(10)A型 : 販売名称 アイエヌジースマートデザイン555」は、年金原資と死亡給付金の最低保証機能とステップアップ機能はそのままに、加えて新たに、金融市場の急激な変動に対応可能なリスクコントロール型の特別勘定を採用。そのため、「へらない安心とふやす楽しみを兼ね備えた商品性となっている」(アイエヌジー生命)。2010年8月30日にきらやか銀行と三重銀行で販売を開始し、順次取扱金融機関を拡大していく。