米Amazon.comは8月25日(現地時間)、Kindleシリーズ第3世代の「Kindle (Wi-Fi)」と「Kindle 3G (無料3G+Wi-Fi)」の発送を開始した。当初の予定よりも2日早い。また予約受付開始から4週間の販売台数で、第3世代Kindleが過去のKidle製品の記録を上回ったことを発表した。

Amazonが7月28日(同)に発表した第3世代のKindleは、新たにWi-Fiをサポートし、無料3G機能を省いた低価格モデル(Wi-Fiのみ:139ドル)との2モデルにラインナップが広がった。E Inkの新世代電子ペーパーPearlの採用により、コントラスト比が前モデルから50%向上。ページ表示のスピードが20%高速になった。日本語表示対応、WebKitブラウザ搭載など、数多くの新機能を備える。

本体サイズが21%小さく、重量が17%軽量になった第3世代Kindle

Amazonによると、同社はオーストリア ("A"ustria)からジンバブエ ("Z"imbabwe)まで世界125カ国から第3世代のKindle/Kindle 3Gの注文を受けており、米Amazon.comと英Amazon.co.ukにおいてプレゼントのトップになっている。ただし、これまでのニュースアップデート同様に、AmazonはKindleの販売台数の具体的な数字を公表していない。CNNMoneyにおいてBenchmark CompanyのFrederick Moran氏は、Kindleの売上をAmazon全体の3-5%と推測している。アナリストによる2010年のAmazonの売上予測が332億ドルであり、Moran氏の予想では今年のKindleの売上は10億-17億ドルになる。