メルセデス・ベンツ日本は8月25日、「Eクラス」(セダン/ステーションワゴン)の仕様・装備を充実、オプション設定の拡充を図り発売した。価格は634万円から1530万円と、据え置かれた。

メルセデス・ベンツ Eクラス

今回の変更では、全モデルについて夜間の被視認性を向上させ、フロントマスクを精悍にする「LEDドライビングライト」をフロントバンパー内に装備し、従来のフォグランプ機能はヘッドライトユニットに集約。また、全モデルの後席に、ベルトフォースリミッター機能の作動を2段階に調整する「アダプティブベルトフォースリミッター」を標準装備した。さらにセダン全モデルには、側面衝突時の負荷を軽減する「SRSぺルビスバッグ」を標準装備した(いずれも一部モデルは搭載済み)。

オプションについては、E550 アバンギャルドに「エクスクルーシブパッケージ」を無償オプションとして設定したほか、一部モデルに、「レザーARTICOダッシュボード」、「リアエンターテインメントシステム」、「AMGスポーツパッケージ」をオプションで設定できるようにした。

E63 AMGについては、「レザーARTICOダッシュボード」を採用したほか、「AMGカーボンエクステリアパッケージ」、「AMGカーボンインテリアトリム」、「AMGカーボンセラミックブレーキ」がオプションとして設定された。

Eクラスは、昨年春にセダンをフルモデルチェンジして以来、日本における累計販売台数は1万台を超え、メルセデス・ベンツの中核をなすモデルとなっている。また、本年2月に発売を開始したクリーンディーゼルモデル「E 350 BlueTEC」も受注台数が2010年7月末時点で1,500台を超え、人気を博している。