NHK教育で放送中のアニメ『忍たま乱太郎』が、監督・三池崇史、主演・加藤清史郎で実写映画化されることになり、20日、京都・太秦の東映撮影所で会見が行われた。
前列左から、林遼威、加藤清史郎、木村風太 |
同作は、三流忍者の家に生まれた乱太郎(加藤)が、エリート忍者になってほしいという両親の期待を胸に忍術学園へ入学し、仲間のしんべヱ(木村風太)、きり丸(林遼威)らとともに楽しい学園生活を送りながら、さまざまな事件に足りない知恵を絞って立ち向かい活躍する冒険活劇。原作は、1986年より朝日小学生新聞で連載中で累計800万部を突破している同名漫画で、1993年からはNHK教育でアニメ放送もスタート。小学生を中心に幅広い年齢層に支持されている。7月16日より撮影がスタートしており、京都市内、滋賀、兵庫でのロケを経て8月末まで撮影が行われ、2011年夏の公開予定。
撮影合間に取材に応じた加藤は「乱太郎は足が速いので走るシーンが多いんです。足も速くしないといけないし、山も走るから危ないところもあり、自分の安全とスピードを調節するのが難しい。コース確認でどけられない大きな石とかあったら避けて走ったり、走るシーンは疲れます」と苦労を明かし、「たまにトラブルに巻き込まれるところが乱太郎と似ています。性格はまあまあ似てるかな(笑)」と乱太郎との共通点を語った。
同作でメガホン取ったのは『妖怪大戦争』(2005年)、『ヤッターマン』(2009年)『十三人の刺客』(9月25日公開)などの三池崇史監督。子供たちが多く集まる撮影環境について「子供はイライラしますね。嘘です(笑)、楽しいです。いろんな子供がいるので、バラバラの個性がつまったクラスにしています。僕はいつも通り平常心で挑んでいますが、大人のキャストのほうが子供より自由にやっていますね。普段できない子供っぽいことをやったり、全開みたいです」と感想を寄せていた。
なお、忍術学園の教師役として、寺島進(山田先生)、三浦貴大(土井先生)らも出演する。