同日開催された記者発表会に出席した日本通信 代表取締役社長の三田聖二氏

日本通信は23日、本日、アップルのSIMフリー版iPhone 4向けのマイクロSIM製品「talking b-microSIM プラチナサービス」を発売すると発表した。

talking b-microSIM プラチナサービスは、「思いきり快適にiPhone 4を使いたい」をコンセプトに開発された製品。海外で販売されているSIMロックフリー版のiPhone 4にSIMカードスロットに同製品を挿し込むことで、NTTドコモのFOMAネットワークを利用したデータ通信と音声通話サービスが利用できる。ソフトバンクモバイルが販売するiPhone 4はSIMロックがかかっているため利用できない。

今回発表されたiPhone 4向けのマイクロSIM(左)と通常のSIMカード

テザリングに対応する点も特徴で、BluetoothまたはUSBでiPhone 4をノートPCなどに接続してインターネットを利用できる。テザリング使用時の通信速度はベストエフォート300kbps超(上下)となるが、テザリングを使用しない場合は、300kbps以上での通信が可能。詳しい通信速度は非公表としているが、YouTube モバイル、Googleマップ、Ustream live Broardcast、Evernote、Dropbox、radiko、Skype、Safari、App Store、メール、メール、音楽、iTunes(Podcast)が快適に利用できるとしている。

月額基本料は6,260円。これは、定額データ通信料の5,280円と通話サービス基本料の980円がセットになった価格。月額6,260円で、iPhone 4でのデータ通信、テザリングが使い放題となる。なお、通話サービス基本料の980円には、1,050円分の無料通話が付与される。1,050円以上利用する場合の音声通話は、30秒あたり21円。このほか、初期手数料として3,150円が必要となる。

発表会ではtalking b-microSIM プラチナサービスの特徴のひとつとして、テザリング対応を挙げた。またテザリングを利用した場合でも、NTTドコモのスマートフォン用定額プランと比べての半額になるとアピール

なお同社は、talking b-microSIM プラチナサービス以外に、データ通信専用のマイクロSIM製品「b-microSIM U300」も提供する。

b-microSIM U300は、4月5日に発売したb-mobileSIM U300のマイクロSIM版で、iPhone 4を含むSIMフリー端末で利用できる。ラインナップは、2,980円の「1カ月間パッケージ」、14,900円の「6カ月間パッケージ」、29,800円の「1年パッケージ」の3種類。

talking b-microSIM プラチナサービス、b-microSIM U300ともに、8月26日より順次提供を開始する予定。8月6日より開始したリザーブメール登録者から優先して提供し、その後、専用Webサイトで受付を開始するほか、店頭でも販売するとしている。