米T-MobileがHSPA+に対応するAndroid携帯「T-Mobile G2」を提供する計画を明らかにした。数週間前にT-MobileのHSPA+スマートフォンのティザーサイトが確認されていたが、そのサイトがG2のティザーサイトに切り替わった。

現段階でHSPA+対応と「G2」という名称以外は一切不明

T-Mobile Gシリーズの初代モデルは2008年10月に米国で発売された世界初のAndroid携帯「T-Mobile G1」だ。Android 1.0搭載で登場したこともあり、スマートフォンとしての評価は低かったが、Android携帯市場を切り開いた製品というイメージが定着している。G2でT-Mobileは「初のHSPA+スマートフォン」をアピールしている。

米国ではすでにSprintがWiMAXに対応する「HTC EVO 4G」を販売している。また年末から来年前半にかけてVerizonとAT&TがLTEサービスを開始する予定だ。これらのサービスが全米の主要都市で利用可能になるまでには、しばらく時間がかかる見通しだが、iPhoneの次のモデルがいずれかのサービスに対応してもおかしくないタイムフレームだ。そのため次世代ネットワーク対応を謳ったスマートフォン投入によるつばぜりあいがすでに始まっている。