経済産業省は19日、6月の全産業活動指数(2005年=100、季節調整値)を発表した。6月の同指数は前月比で0.1%上昇の96.1だった(3カ月連続の上昇)。前年同月比は3.0%の上昇(原指数)。

全産業活動指数は、鉱工業生産指数、第3次産業活動指数、農林水産業生産指数、建設業活動指数、公務等活動指数を付加価値額ウェイトで加重平均して算出したもので、全産業の生産活動状況を供給面から把握することを目的にしたもの。

6月の全産業活動指数を産業別にみると、上昇したのは公務等活動指数のみで、前月比0.7%の上昇。建設業活動指数は同1.8%低下、鉱工業生産指数は1.1%、第3次活動指数は0.1%それぞれ低下している。公務等活動指数は3カ月ぶりの上昇。鉱工業生産指数は4カ月ぶり、建設業活動指数は2カ月ぶりの低下。第3次産業活動指数は2カ月連続の低下となった。

この日同時に発表された6月の全産業供給指数(最終需要部門計)は97.8で、前月比1.9%の上昇。需要項目別では、消費が前月比0.9%、投資が同1.1%の上昇、輸出が0.4%の低下、輸入が同0.9%の上昇となっている。