金融先物取引業協会は16日、店頭外国為替証拠金取引(FX)の2010年7月の取引高と売建玉・買建玉の月末残高の速報値を発表した。
2010年7月の速報値は、金融先物取引業協会の参加会員58社からのデータをもとにしている。これによると、2010年7月の全通貨ペアの円建て取引金額は、前月比21.0%減の162兆8,681億円だった。前月比で減少するのは、6月に続き2カ月連続となる。
また、2010年7月末の売建玉は前月末比19.1%増の6,111億円、同買建玉は同10.4%減の2兆1,803億円。円売建玉から円買建玉を差し引いたネットの円の売建額である「円キャリー額」は、同16.8%減の1兆5,802億円だった。
なお、上記速報値のデータを提供した58社による2010年度第1四半期(2010年4月~6月)の全会員(店頭外国為替証拠金取引の実績のあった会員は87社)の取引金額に対する割合は、98.37%、同じく建玉に対する割合は95.59%だった。