グループセブジャパンはこのほど、都内にて「ティファール」ブランドより、9月~11月にかけて発売する主力製品の体験会を行った。
ティファールでは、毎日の生活を"より簡単に"、そして"楽しく"過ごせることをテーマに商品を開発。加えて、「ユニークさ」と「工夫」に富む他にはないものづくりを心がけているという。
今回、秋の新製品として紹介されたのは、フードプロセッサー「ミニプロ」、卓上IH調理器「コンパクトIH」、圧力なべ「クリプソ クレール」「クリプソ モデューロ2 6L」だ。
不景気による節約志向により、外食費を抑えるために手作り派が年々増加している今、「料理の下ごしらえの大変さ」を手助けするフードプロセッサー。新たに発売されるミニプロは、「収納場所」や「重さ」といった従来のフードプロセッサーに対する不満点を解決してくれるもの。「カッター」、「スライス/せん切りディスク」、「泡立てディスク」という3つのアタッチメントをクッキングボールの中にまとめて収納可能なほか、コードも本体底のコードホルダーに巻きつけることができる"コンパクト収納"を実現している。
また、クッキングボールとカバーの両方を正しくセットしないとスイッチが入らない安全設計。連続して作動させたいときには、スイッチ部分を押し続けるだけというシンプルな操作となっている。
本体サイズは270(W)×255(H)×150(D)mmで、重さは1,500g(ルビーレッドは1,520g)。発売は11月1日を予定しており、価格はステンレス製のカッターを搭載した「ミニプロ ミモザ」が12,600円、ブラックチタンコーティングをほどこした「ミニプロ ルビーレッド」が15,750円。オリジナルレシピブックも付属する。
卓上IH調理器「コンパクトIH」は、住宅における電化の普及を背景に企画されたもの。同社では、「安全性だけではなく、光熱費などへの配慮からも、オール電化への需要が高まっていく」と予測。実際に、新規住宅における電化率は今後伸びる見込み(富士グローバル エネルギー需要調査)にあり、景気後退による内食ブームの中で食器やテーブルウェアなどの空間づくりも注目されていることから、"美しさ"という要素も採り入れたコンパクトIHを訴求していく考え。
コンパクトIHでは、加熱調理、煮込み、揚げ物、湯わかしの4つの調理コースをボタンひとつで選択可能。トッププレートに熱に強く、耐久性に優れたショット社製セラミックガラスを採用しており、汚れにくく手入れが簡単なのも特徴となっている。また、点字表示やチャイルドロックボタンの採用など、ユーザーが安心して使えるように配慮した。
本体サイズは300(W)×61(H)×340(D)mmで、重さは3,080g。発売は9月1日を予定。価格は21,000円。オリジナルレシピブックを付属する。
ワンタッチでふたの開閉ができる圧力なべ「クリプソ クレール」(9月1日発売)、「クリプソ クレールプラス」(9月6日発売)は、従来品と比べふたの厚みをとることで、すっきりとしたデザインに進化。作動圧力が55kPaから65kPaにアップしたことで加圧時間を短縮した。
サイズは3L、4L、6Lが用意され、それぞれ25,200円、26,250円、28,350円(クリプソ クレールプラスでは28,350円、29,400円、31,500円)。蒸し料理に便利な中かごと、33のレシピを収録した新レシピブックも付属。このほか、「クリプソ クレールプラス」では、ガラスぶたも同梱されている。
また「クリプソ モデューロ2 6L」(9月13日発売)は、ボタンを押すことで取っ手が折りたため、コンパクトに収納することができるほか、メニューに合わせて低圧(50kPa)と高圧(80kPa)が選択可能だ。中かごとレシピブックが付属し、価格は31,500円。
フランス発「家電」はデザイン性にも注目!
新製品は、フランス生まれのティファールならではともいえる、高いデザイン性も特徴。プロダクト、ファニチャー、空間などのデザインを中心に世界で活躍するデザイナー・安積伸氏が手がけたコンパクトIHは、黒の光沢仕上げでスタイリッシュな印象。また、黄緑色の液晶表示も美しく、使う楽しさを感じさせてくれる。
また、普段は棚にしまいこみがちなフードプロセッサーだが、ミニプロ ルビーレッドは、インテリアの一部としてキッチンに置きたい、"見せる"家電としても活躍してくれそうだ。
製品体験会では、欧風カレー、コールスロー、レアチーズケーキづくりを体験。はじめて使う製品ながら、わかりやすい操作性で男性参加者も楽しみながら調理をしている様子だった。