カシオ計算機は11日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新モデル「GD-100」を発表。高輝度LEDをデジタル表示のバックライトとして採用したのが特徴で、発売は9月30日。価格は12,600円。
「落としても壊れないタフな時計を作りたい」という思いから1983年に誕生したG-SHOCK。耐衝撃性能をベースに、機能面やデザイン面でも進化を続ける耐衝撃ウオッチの最新作は、デジタル表示のバックライトに高輝度の白色LEDを採用し、明るく輝く光で"強さ"を表現したもの。
これまでもG-SHOCKでは、照明用のライトにおいて、EL(Electro Luminescence)やLED(Light Emitting Diode)といった発光素子を積極的に採り入れ、暗い場所での視認性を高めてきた。しかしデジタルウオッチのバックライトとしてELとともに一般的に使用されるLEDは、腕時計で供給できる小さな電力では、輝度を高めることが難しく発光色にも制限があった。
GD-100は、新開発の発光回路により、その問題を解決。これまでと同じ電力条件で高輝度白色LEDを発光させることが可能となっている。発光輝度は従来のLEDの約6倍(GD-100のライト発光電力で計測した場合の光源輝度比較)となり、明るい場所でも視認性にすぐれているという。
さらに、電池寿命は約7年。世界48都市のワールドタイム機能やアラーム、ストップウオッチ、タイマーに対応するほか、アラームやタイマーのタイムアップと連動して報知音とともにライトが点滅発光する報音フラッシュ機能や、腕を傾けるだけで発光するオートライト機能なども備えている。
デザイン面では、丸型のフォルムを採用。大きさの異なる5つの丸い液晶窓を横一文字にレイアウトして、高輝度LEDを発光させた際に、より立体的に見えるフェイスデザインとした。このほか大型ボタンを採用することで操作性にも配慮している。