ロジクールは10日、HD対応Webカメラ4機種6製品を発表した。同社の直販サイトでの価格は2,480円~9,980円。発売は8月27日~2010年秋。また製品発表に合わせて説明会を開催し、同社のWebカメラ事業の沿革と今回の新製品の紹介を行った。
新製品はすべてHD対応
今回発表されたのは、いずれもHD対応の4機種6製品。最上位モデルとなるのが、「ロジクール HDプロ ウェブカム C910」で、ロジクールストア価格は9,980円。同社初のフルHD(1,080p)動画撮影、ステレオマイクによるクリアな録音を実現。また、Logicool Vid HDソフトウェアと併用することで、720p画質・ステレオ音質でのテレビ電話も可能だ。静止画撮影はソフトウェア処理で1,000万画素。サイズおよび重量は、W65×D50×H40mm、83g。
次に位置するのが、「ロジクール HDウェブカム C510」。ロジクールストア価格は4,980円。折りたためばさらに小さくできるコンパクトデザインで携帯性にすぐれ、360度回転可能なクリップスタンドを装備。HD(720p)の動画撮影、800万画素(ソフトウェア処理)の静止画撮影が行える。サイズおよび重量は、W95×D77×H34mm、138g。
以下の2機種は、Webカメラのみのモデルとヘッドセット付きモデルが設定されている。
「ロジクール HDウェブカム C310」は、HD(720p)の動画撮影と500万画素(ソフトウェア処理)の静止画撮影が行えるモデル。Webカメラ単体のロジクールストア価格は3,480円で、ヘッドセット付きモデル「ロジクール HDウェブカム C310h」は3,980円。Webカメラのサイズおよび重量は、W70×D69×H32mm、72g。
「ロジクール HDウェブカム C270」は、エントリー向けのモデル。HD(720p)の動画撮影と300万画素(ソフトウェア処理)の静止画撮影が可能だ。ロジクールストア価格は、Webカメラ単体の場合2,480円で、ヘッドセット付きモデル「ロジクール HDウェブカム C270m」は2,980円。この価格でHD動画撮影に対応しているのがポイントだ。Webカメラのサイズおよび重量は、W70×D69×H32mm、71g。
対応OSは、全機種ともWindows XP(SP2以上)/Vista/7(32bit/64bit)。パソコンとの接続インタフェースはUSB(USB 2.0推奨)。「ロジクール HDウェブカム C510」のみが2010年秋発売となっており、その他のモデルは8月27日発売。
説明会ではWebカメラ事業の沿革と新製品の機能を紹介
新製品発表に合わせて行われた説明会では、まず同社マーケティングコミュニケーション PR スペシャリストの寺沢卓哉氏が1995年にはじまる同社のWebカメラ事業の沿革を紹介した。
寺沢氏は、ロジクール製品の他社に対する差別化ポイントとして、カールツァイスレンズの採用、オートフォーカス、光量に対応してより適切な撮影を行う「RightLightテクノロジー」の3つを挙げた。また、アプリケーション/サービスにおける互換性の高さ、フェイストラッキング技術、標準規格であるUVCへの全製品対応と独自ソフトによる最適化などについても紹介した。
続いてプロダクトマーケティング リージョナル プロダクトマネージャーの佐々木史子氏が今回の新製品の機能の紹介を行った。新製品のポイントとしては、最初に言及されたのは全機種HD対応。ワイド画面パソコン/テレビの増加、YouTubeなどのHDサポートに対応するものとして、全機種に付属する「Logicool Vid HD」ソフトを活用して720p品質のテレビ電話が行えるといったメリットがあるとした。
また、YouTubeやfacebookといったソーシャルメディアへの対応、マスク画像に自分の写真を合成するビデオマスクメーカーといった機能についても紹介した。