"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは夫への信頼度。妻たちはどんなときに夫に幻滅するのか? 夫の嘘をどれくらい見抜いているのか?
今回取り上げるのはAIGエジソン生命の「家族力研究所」が今年7月に発表した「現代家族の『愛情バランス』実態調査」。全国の20~49歳の既婚男女計1,000人を対象に実施した。
夫に幻滅する瞬間に聞いたところ「身内の相談を真剣に聞いてくれなかったとき」に幻滅すると答えた専業主婦は54%、女性有職者は56.8%、「生活費(金銭面)で揉めた時」では専業主婦は52%、女性有職者は60.4%に上った。意外にも「浮気が発覚したとき」に夫に幻滅すると答えたのは専業主婦20%、女性有職者は24.8%にとどまり、「浮気」より「お金の問題」を重大視する傾向が見られた。
夫の嘘はどの程度見抜いているのだろうか? 「配偶者が嘘をついている時、相手の行動で分かる」とした専業主婦は58%、女性有職者でも43.2%に上った。同様の質問を有職男性に聞いたところ、「分かる」と答えたのはわずか24.2%にとどまっており、女性の"臭覚"がいかにすごいかが分かる結果となっている。
また「昔、配偶者にされた嫌なことを今でも許せないと思う時がある」と答えた専業主婦は49.6%、有職女性でも46.0%とほぼ半数に上り、男性の23.2%の2倍以上という結果に。夫に比べ妻はずっと「根に持つタイプ」ということなのだろうか……。