毎年夏の恒例となっている歌謡番組『思い出のメロディー』が8月21日(NHK総合 NHK衛星第2 19:30~)に放送される。7日、東京・渋谷のNHKホールで収録が行われ、司会を務める三宅裕司、松下奈緒らが本番に向けての抱負を語った。
ことしで42回目の放送となる同番組は、昭和の名曲などを豪華アーティストの共演で見せる歌謡番組。三宅は「第39回」以来、3年ぶり2度目の司会を務める。また、「東京音楽大学」を卒業した経歴を持つ松下は初司会に抜擢されただけでなく、番組内でピアノの演奏も披露する。
ビッグバンドを率いて自らドラムを演奏するなど音楽に造詣の深い三宅は、「皆さんの歌声をお聴きするだけで、リハーサルの段階なのに涙が出そうになりました。音楽は大好きなので楽しみながら司会をしたいですね」と意気込みを。一方、初司会を務める松下は「一流の皆さんと音楽を通して共演できることが本当にうれしく光栄に思っています。司会は慣れていないので、三宅さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います」とコメント。名司会者としても知られる三宅から、「隣にいてすごくやりやすいし、僕たちは息が合っていると思いますよ。松下さんは言うことに"そつ"が無くて素晴らしい」と太鼓判を押されていた。
この日のリハーサルでは、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の初代主題歌を歌った俳優・熊倉一雄も登場した。松下が出演中の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(同局 毎週月~金曜 8:00~)の劇中でも完成したこの曲を聴くシーンが描かれており、その撮影を思い出したという松下は「目の前で歌うお姿を拝見できて感動しました。視聴者の皆さんには、熊倉さんが歌の中で表現する"ちょっと怖いけど楽しい世界観"を味わっていただきたいです」と視聴するポイントを解説していた。
『第42回 思い出のメロディー』には熊倉のほか、1960年代に「サン・トワ・マミー」などのヒット曲を飛ばしたイタリア出身の歌手・アダモや、14年ぶりにNHKホールのステージに立つ八神純子などの出演も決定している。