先日、新型iPod nanoとiPod touchに関する噂を紹介したが、こんどはiPod touch向けの新型ケースデザインに関する情報がネットを賑わしている。Hardmacが報じている"信頼できる情報源"によれば、新型ケースでは背面に穴が見受けられ、これはちょうどiPhoneでいうリアカメラの位置に合致する。
Hardmacが入手したケースデザインのリーク画像は同サイトで確認できる。その写真ではリアカメラ用の穴が確認できるほか、横にもう1つ小さな穴があり、こちらはLEDフラッシュ用の穴の可能性がある。Hardmacによれば、今回の情報ソースは昨年9月にiPod nanoにカメラが内蔵されることをリークしたところであり、信頼できるとしている(記事中では「iPod mini」となっているが、これは誤りと思われる)。なお、ケース自体は背面全体を覆う構造になっており、デザイン的にiPhone 4と異なるものが採用される可能性がある。
もう1つ、新型iPod touchに関しては面白い話題がある。Macrumorsが第4世代、つまり新型iPod touchのフェイスプレートを入手したと報じているが、それによればフロント上部に小さな穴が確認できるという。iPhone 4やこれまでの噂の経緯を考えれば、これはFaceTime用のフロントカメラである可能性が高いとMacrumorsでは予測している。フロントカメラ内蔵の噂は第2世代iPadにもあり、AppleがFaceTimeの利用拡大に向けてiPod touchにも同機能を内蔵しようとしているのは自然な流れだというのがその理由だ。
いずれにせよ、これらの噂の真偽は9月になればはっきりとするだろう。突出したアプリが見受けられないiOSデバイスにおいて、FaceTimeは数少ないキラーアプリの1つといわれている。さまざまな理由から、携帯向けTV電話機能についてはこれまで成功といえる事例がなかったが、その意味でFaceTimeは非常に楽しみな試みといえる。