ボルボ・カーズ・ジャパンは、コンパクトプレミアムSUVである「XC60」の2011年モデルに、「XC60 T5 SE」を新たに設定し、2010年8月下旬より発売する。価格は499万円。
XC60の2011年モデルはT6 SE AWDとT6 R-DESIGNがすでに発売されているが、どちらも3.0L(リッター)エンジンを搭載している。今回のモデルは新開発の2.0L直噴ターボエンジンや、シティ・セーフティなどの安全性能など充実させつつ、価格を抑えたモデル。
搭載される2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンは最高出力203ps(149kW)、最大トルク300Nmを得ている。あらゆる状況において鋭いレスポンスと伸びやかなドライビングフィールが堪能できるとしている。トランスミッションは6速デュアルクラッチが組み合わせられる。
また、ブレーキやエンジンブレーキ時に運動エネルギーを電力として蓄積する「ブレーキエネルギー回生システム」を装備。オルタネーターによる充電が少ないため、エンジンへの負荷を低減できるという働きもある。これらにより平成17年度排出ガス基準50%低減レベルを達成し、燃費は10.2km/L(10・15モード)を実現している。
セーフティ機能としては、自動ブレーキシステムであるシティ・セーフティが標準装備されるほか、アダプティブ・クルーズコントロール、ドライバー・アラート・コントロール、レーン・デパーチャー・ワーニング、追突警告機能などを含めた「セーフティ・パッケージ」が設定される。
そのほか、18インチMeracアルミホイール(7.5J×18)、デュアル・キセノンヘッドライト、シルバーカラーのインテグレーテッド・ルーフレール、HDDナビゲーション、USBポートなども装備する。