ひたちなか海浜鉄道(茨城・ひたちなか市)は「タイムスリップ、真夏の "あつ~い" レトロ列車運行 3days」を13日、21日、29日に開催する。冷房がないため、夏は運行しない車両をあえて走らせるという。使用する車両は昭和40年代に製造されたディーゼルカー4両で、冷房車両+非冷房車両の2両編成。
13日(金)はキハ205+キハ222、21日はキハ205+キハ2004、29日はキハ205+キハ2005の予定。定期列車のダイヤで運行し、下り列車の阿字ヶ浦駅行きは勝田駅12:00発、13:16発、14:39発、15:56発。上り列車の勝田駅行きは阿字ヶ浦駅11:25発、12:29発、13:54発、15:21発。ほかに下り那珂湊駅10:59発の阿字ヶ浦駅行き、下り勝田駅16:11発の那珂湊駅行きがあるとのこと。
車内ではビン飲料を販売し「窓を全開にして風を浴び、窓の下に付いている栓抜きを使ってビンの飲み物を楽しむ」という、昭和中期へのタイムスリップ体験を楽しめるとのこと。また、勝田駅ではうちわを配布する予定。
ひたちなか海浜鉄道はJR常磐線の勝田駅から阿字ヶ浦駅までの14.3kmを運行する会社。前身の茨城交通時代に発注された冷房付き車両のほかに、旧国鉄キハ20形の同型車や2008年に廃止された三木鉄道の気動車など希少な車両を運行する。また、日本初のステンレス車体気動車「ケハ600形」を展示しており、全国から鉄道ファンが訪れるという。最近は鉄道ファン以外にも、那珂湊駅で保護された「駅猫おさむ」を目当てにした観光客も増えているとのこと。