シャープは5日、総合医科学研究所に試験を委託し、高濃度プラズマクラスターイオン(イオン濃度10万個/cm3程度)に、肌荒れの一因である黄色ブドウ球菌の増殖を抑制する効果があることを、人肌で実証したと発表した。

吹き出物などの皮膚の病気に関係していると言われ、肌荒れの一因となる悪玉菌として知られている、「黄色ブドウ球菌」を抑制する効果があることが確認された高濃度プラズマクラスターイオン(※効果には個人差がある)。写真はプラズマクラスターイオン発生機「IG-BC15」

さらに、今回はプラズマクラスターの水分子コーティング機能に、肌の余分な皮脂を抑制し「肌のテカリを抑える」効果があることも明らかになったという。

これまで同研究所では、プラズマクラスターには「肌保湿」「肌の弾力性向上」「肌のキメが整う」という3つの美肌効果があることを実証しており、今回新たに2つの効果が加わったことになる。

なおシャープでは、2000年より世界の学術研究機関と連携して、プラズマクラスター技術が新型インフルエンザウイルスなど28種類の有害物質の活動を抑制する効果があることも実証。また、並行してプラズマクラスターイオンの安全性を確認し、2004年には「プラズマクラスターイオンによる細菌の抑制効果のメカニズム」を学術研究機関と共同で解明している。