ボーズは3日、店舗・公共施設向けスピーカー「FreeSpace DS」シリーズの新モデル「FreeSpace DS40SE」「FreeSpace DS40F」を発表した。
FreeSpace DS40SEは露出型で、FreeSpace DS40Fは天井埋め込みタイプ。DS40Fの標準モデルはハイ/ローの両方のインピーダンスで使用できる兼用タイプだが、ローインピーダンス専用モデルの「DS40F-8OHM」も用意。また、DS40SEには、壁掛け用のブラケットが付属するが、天井釣り下げブラケットが付属するタイプ「DS40SE-CMB」もラインナップ。さらに、既存モデル「DS100SE」に天井釣り下げブラケットが付属した「DS100SE-CMB」も追加した。
また、ハイパワーな埋め込み型の「FreeSpace DS100F」も発売。DS100は、2007年にいったん発表されていたが、発売が延びていた製品。発売日は、天井釣り下げブラケットが付属したタイプが今秋で、それ以外は8月20日。価格は、DS40SEが3万4,650円、DS40SE-CMBが3万5,700円、DS100SE-CMBが5万400円、DS40Fが2万7,300円、DS40F-8OHMが2万4,150円、DS100Fが3万3,600円。
同社では、2007年の7月に、同シリーズの「DS16S」「DS16SE」「DS100SE」を発売している。DS16S/SEは、57mmのフルレンジドライバーを使用するコンパクトなスピーカーで、DS100SEは、57mmツィドラードライバー×2+130mmウーファードライバー×1の2way構成を採るハイパワーモデル(ツィドラーは、ツイーターとミッドレンジを同軸状に配置したドライバー。なお、DS100Fは、DS100SEとは異なり、57mmツィドラードライバー×1+130mmウーファードライバー×1の構成)。
新モデルのDS40SE/Fは、新開発の115mmフルレンジドライバーを使用したスピーカーで、両者の中間のサイズとなる。DS16S/SE、DS100SEなどの現行モデルとデザインの統一性が保たれており、これらを利用した既存の音響設備にプラスした場合でも、バランスが崩れない。また、既存モデルと同様に、製品名に「SE」の付くDS40SEは全天候モデルとなっており、屋外などへの設置にも対応する。カバーエリアは、DS40SEが水平125°×垂直125°、DS100SE-CMBが水平180°×垂直75°、DS40Fが125°の円錐状、DS100Fが160°の円錐状となっている。