NTTドコモは8月4日より、東京・丸の内に「ドコモスマートフォンラウンジ」を開設することを発表し、3日にオープニングイベントを開催した。
ドコモスマートフォンラウンジは、スマートフォンの最新機種やスマートフォンアプリなどを体験・体感できる、スマートフォンに特化したショールーム。スマートフォンの展示やデモンストレーション、カスタマーサポート、スマートフォンに関するセミナー開催などを行う。
オープニングイベントでは、はじめにNTTドコモ 取締役常務執行役員の熊谷文也氏が挨拶。スマートフォンラウンジの開設を紹介するとともに、9月から開始するスマートフォン向けISPサービス「spモード」にも言及し、今後もスマートフォンに力を入れていく姿勢を示した。また、冬モデルとして発売する予定のSamsung電子製Androidケータイ「Galaxy S」を引き合いに出して、「(スマートフォン市場の)環境は整ってきている。スマートフォンのニーズも高まっている」と述べ、スマートフォンラウンジでスマートフォンを体験してほしいとした。
続いて、同社スマートフォン事業推進部 営業推進担当部長の三嶋俊一郎氏が、スマートフォンラウンジの紹介プレゼンテーションを行った。スマートフォン市場が急激に拡大していることに言及しながらも、「よくわからないから、スマートフォンを利用しない」というユーザー層がいることを指摘。それらのユーザーに、スマートフォンラウンジで、「スマートフォンの新時代」を体験してもらうことが狙いの一つであると述べた。
スマートフォンラウンジが主に提供するサービスは、「タッチ&トライ」「カスタマーサポート」「イベント&セミナー」の3つ。タッチ&トライでは、ドコモスマートフォンの最新機種を展示。さらに、アプリケーションや、スマートフォンでもiモードのメールアドレスが利用できるspモードも体験できるようになっている。
また、カスタマーサポートでは、専門スタッフが使い方や設定方法などを案内。イベント&セミナーでは、初心者向けや個々の機種別、ビジネスマン向けといった定期的なセミナーのほか、トークイベントなどを行う。8月6日には、「Smart & Beauty - オープン記念トークイベント」としてモデルの冨永愛をゲストに迎えるイベントが開催される予定だ。
以上のように、スマートフォンラウンジはスマートフォンの体験やサポートのみに特化した店舗で、端末の販売などは行わない方針だ。三嶋氏は同店舗で、「便利で安心、快適なカスタマーサポート」を提供したいと述べ、「スマートフォン新時代に向けて、今後も様々な展開をしていく」とプレゼンテーションを締めくくった。