ウィルコムは2日、会社更生手続きに伴いソフトバンクとスポンサー契約を締結したと発表した。
ウィルコムは、2010年2月18日に東京地方裁判所に対して、会社更生手続開始を申請し、同年3月12日に同裁判所より会社更生手続の開始決定を受けた。その際、企業再生支援機構、ソフトバンク、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズと再生支援に関する基本合意書を締結していた。
今回のソフトバンクとの間で締結されたスポンサー契約は、ソフトバンクがウィルコムに対し事業家管財人を派遣し、ウィルコムの事業運営および更生計画の遂行に必要な支援を行うというもの。XGP事業の譲渡、PHS事業のコスト削減に対する協力を受けることなどに合意した。
なおソフトバンクは、今回の更生債権および更生担保権に対する支払総額を410億円(6年間の均等分割)の予定だと発表している。