ソフトバンクは29日、米ソーシャルゲーム大手Zynga Game Network Inc.と合弁会社ジンガジャパンを設立することで合意したと発表した。新会社を通じ、モバイル網とソーシャルゲーム、両社の強みをいかしたサービスを国内で展開していく。
Zynga Game Networkは、米SNSのFacebookで月間8,000万ユーザ以上が遊ぶ牧場ライフゲーム「FarmVille」などを手がける、ソーシャルゲーム業界の代表的な企業。今後はソフトバンクとの合弁会社ジンガジャパンを足がかりに、日本国内でのソーシャルゲーム展開を進めていくことになる。すでにソフトバンクはZyngaへ1.5億USドル(約137億円)の出資も行なっている。
ジンガジャパン設立について、Zyngaのマーク・ピンクス CEOは「ジンガの提供するソーシャルゲームを日本で展開し、日本市場から新たな洞察や視点を得られることを大変楽しみにしている」とコメント。パートナーとなるソフトバンクの孫正義 代表取締役社長も、「ジンガとソーシャルゲームに関して同じビジョンを共有しており、両社で強力なチームを作ることを楽しみにしている」と期待感を表明している。