レッツ・コーポレーションは29日、3D動画が撮影可能なポケットサイズのムービーカメラ「3Dsunday pocket HD camera(サンデー・サンデー・ポケット・エイチディー・カメラ)」を、同社通信販売サイトにて8月下旬に発売すると発表した。価格は2万9,800円。
同製品は、本体の上部にある2つのカメラで3D動画を撮影し、720p(1280×720)の高解像度で記録するムービーカメラ。3Dフォーマットは、1つの動画ファイルに左右の映像が横並びで保存されるサイド・バイ・サイド(左右横並び)形式。動画フォーマットは、ブルーレイディスクなどにも採用されているH.264形式を採用している。
本体背面のモニターは、裸眼で立体視が可能な2.4インチの裸眼視ディスプレイを搭載しており、3D動画の再生はもちろん、立体感を確認しながら撮影を行うこともできる。HDMI出力端子も用意され、サイド・バイ・サイド形式に対応した3Dテレビでの再生も可能。映像をアナグリフ(赤青)方式に変換するWindows用ソフト「ArcSoft TotalMedia HD Cam」が付属しており、3Dテレビ等がなくても簡便に立体映像が楽しめる。
また、3D動画だけではなく、静止画の3D写真(ステレオ写真)撮影も行える。撮影した画像は、解像度が2592×1944(約500万画素)のサイド・バイ・サイド形式となり、ファイル形式はJPEGで保存される。
焦点距離は35mmフィルム換算で45mmで、デジタル4倍ズームが利用可能。記録媒体はSD / SDHCカードが使用でき、最大32GBまで対応する。電源には、内蔵するリチウムイオン電池を使用し、USBプラグから充電が行える。本体サイズは118mm×72mm×23mmで、バッテリーを含めた重さは約148g。