女優の宮崎あおいと大竹しのぶが28日、東京・元赤坂の明治記念館で、共演した映画『オカンの嫁入り』の"完成披露宴"に出席した。
母・陽子(大竹)がある日突然、15歳年下の男・研二(桐谷健太)を連れてきて結婚すると宣言したため、娘の月子(宮崎)が反発するというストーリーにちなみ、この日は披露宴形式で会見が行われた。
宮崎と大竹は初共演。お互いの印象を、宮崎は「スタッフへの接し方が素敵。撮影が終了した時も1人1人と握手をされていて、なんて凄いんだろうと思いました。キュートですし、お話しているだけで楽しかったですね」、大竹は「芝居がしっかりしてる素晴らしい女優さん。無理せず一緒にいられるんです」と話し、相性はぴったりだった様子。
また、研二を演じた桐谷は大竹について「年の差は若干ありますが、お芝居をしてさらに好きになりました。初めて出演する恋愛映画のお相手が大竹さんだなんて、僕は幸せな奴だと思う」と真剣な表情でコメント。好きな理由を問われると「理由なんてないんですね。理由があると終わってしまうんで。大好きです。大好きなんです」と猛烈アピールした。これには大竹は苦笑いし、「嫌いになるのにも理由はないですよね(笑)」とやんわりと拒絶。桐谷とは『ソラニン』で共演した宮崎も「面白いし、いい人。たまに会えたらいいですね(笑)」と話し、笑いを誘っていた。
映画『オカンの嫁入り』は、咲乃月音の同名小説が原作。『酒井家のしあわせ』(2006年)でサンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞した呉美保監督が映画化した。9月4日より全国公開される。