「デジタルパブリッシングフェア 2010」-電子書籍への取り組みをレポート

電子書店パピレスは、新たなデジタル貸本サービス「Renta!」を展開。コミックや雑誌、小説などが1冊100円からレンタル可能で、借りた時から 48時間または無期限(一部商品例外あり)で閲覧することができる。Adobe Flash PlayerがインストールされたMac OS XおよびWindows 2000以降で利用可能なほか、携帯電話からも利用することができる。レンタル期限が過ぎた場合は、自動的に返却されるシステムになっているため、延滞などを気にする必要もないのが特徴

セルシスとボイジャーでは電子書籍の配信サービスを行う電子書籍ソリューションを出展。小説やコミック、写真集など、豊富なコンテンツを携帯電話向けに提供し、主要キャリアの1000以上の携帯サイトで採用されていることをアピール。ボイジャーの電子本ビューア「T-Time(ティータイム)」とセルシスのモバイルコンテンツビューア「ComicSurfing(コミックサーフィン)」を統合・発展さ、フォーマットの統一を実現している

大日本スクリーンは、Mac OS Xに標準でバンドルされてるヒラギノがiPadの標準書体となったことをアピール。ユニバーサルデザインに対応した「ヒラギノ UD」など新書体の展示と、電子書籍端末や携帯電話を使いディスプレイ上でのヒラギノフォントの視認性とデザイン性の高さをデモンストレーションしていた

中国に拠点を置く、印刷、流通、出版システムソリューションを展開する方正の日本法人。独自技術で「ワンソースマルチメディアユース」を実現する統合出版パッケージ「grossa」やタッチスクリーンで操作可能な電子書籍閲覧専用端末「F790」などを展示。デジタルデータの制作からコンテンツ配信、データベース管理まで幅広く行えることをアピール