トヨタ自動車は、「ハイエース」(バン・ワゴン・コミューター)および、「レジアスエース」(バン)について環境性能の向上をはじめとしたマイナーチェンジを行ない、7月26日より発売した。価格は205万7000円から35万7000円。
今回のマイナーチェンジでは、3.0L(リッター)直噴ディーゼルターボエンジン搭載車について、触媒の改良などにより環境性能を向上させ、燃費を向上させた。ガソリンエンジン搭載車では、エンジンやトランスミッションの制御や触媒の変更により燃費を向上させた。これによりエコカー減税に適合し、自動車取得税と自動車重量税がディーゼルエンジン搭載車では75%、ガソリンエンジン搭載車(2WD)では50%減税される(一部モデルを除く)。
外観においては、フロントバンパー、ヘッドランプ、フロントグリルのデザインを変更し、よりスタイリッシュな印象とした。また、バン・ワゴン・コミューターの上級グレードはオートエアコンを標準装備し、オートレベリング機能付きディスチャージヘッドランプをオプション設定した。バン・ワゴン・コミューターの「DX」にはパワーウインドウを採用し、操作性を向上させた。内装においては、ドアトリムやシート表皮色にダークグレーを採用し、落ち着いた室内空間としたほか、上級グレードで採用しているオプティトロンメーターのデザインを変更した。また、外板色にはホワイトパールクリスタルシャイン、ゴールドメタリックを新設定した。
今回のマイナーチェンジに合わせ、福祉車両や冷凍車などのメーカー完成特装車についてもベース車と同様の改良を施した。価格は239万6000円から487万1000円(福祉車両は消費税非課税)。