江崎グリコはこのほど、口臭予防に効果的な「舌みがき」に関する調査結果を発表した。同調査は6月23日~25日の期間にインターネット上で行われ、20代~50代の男女800名から有効回答を得た。
最初に、「自分の口臭が気になる度合い」を尋ねたところ、「とても気にしている」は16.5%、「まあ気にしている」(44.4%)と「いくらか気にしている」(30%)との3つを合わせると、全体で約9割もの人が口臭を気にしていることが判明した。中でも若い世代で口臭を気にする傾向が高く、20代では23%、20代女性では27%が「とても気にしている」と回答している。
自分の口臭が気になるタイミングについて質問すると、最も多かった回答は「起床時」で73.7%。以下、「ニオイの強い食品を食べた時」(58.6%)、「食事の後」(43.7%)と続いた。
口臭の最大の原因は何だと思うか聞いたところ、1位「歯垢」(14.3%)、2位「歯周病・歯肉炎」(13.8%)、3位「ニオイの強い食べ物」(12.8%)で、「舌の汚れ」は5位(9.4%)。このことから、口臭の大きな原因は「舌の汚れ=舌苔」だといわれているにもかかわらず、口臭の原因が舌苔であると意識している人は少数派であることがわかった。
続いて、舌の汚れに何らかの対処を行っているか尋ねると、「対処していない」が57.9%と6割近くに上った一方、「ほとんど毎日」対処している人は全体の15.9%に留まる結果に。年代別に見た場合、20代は22%が「ほとんど毎日」対処しているのに対し、30代から50代ではいずれも15%を下回った。
また、舌の汚れの対処として、最も適切な対処法といわれる「舌ケア専用の舌ブラシ」(8.1%)や「舌・口中ケアのタブレット」(2.5%)を使用いる人は約1割に留まるなど、ほとんどの人が正しい口臭ケアを行っていないことが判明した。