オリンパスイメージングは27日、ICレコーダー「Voice-Trek(ボイストレック)」シリーズから、"らくらくレコーダー"「Voice-Trek DP-10」を8月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は5,000円前後。
同製品は、デジタル機器の利便性を生かしながら、アナログのシンプルな操作性を追求して開発したというICレコーダー。大きくて見やすい1.78型ディスプレイを採用し、動作状況などが大きな漢字で表示されるため、間違いなく録音が開始したかなどの確認が容易に行える。
本体前面の操作ボタンは5つだけというシンプルな構成で、直感的に操作を行うことが可能。録音・再生・停止の各ボタンは液晶の表示に合わせてアイコン化されており、早送り・巻戻しの各ボタンも左右に離れた分かりやすい配置となっている。また、色覚の個人差に配慮した色やデザインを採用した「カラーユニバーサルデザイン認証」を取得している。
録音された音声ファイルは自動的に日付ごとにまとめられ、カレンダーをめくるような感覚でファイルを探すことができる。日々の記録や備忘録的な利用方法から、病院での会話を録音して服薬の指示を確認するといった使い方が可能とのこと。
そのほかの機能として、本体前面に明瞭な音での再生が行えるφ36mmの大型スピーカーを配置し、語学学習に便利な1.25倍 / 1.5倍の早聞きと、0.5倍 / 0.75倍の遅聞き、雑音を低減するノイズキャンセル機能、音声に反応して録音の開始・停止を行う「音声起動録音(VCVA)」機能などを搭載する。
記録形式はWMA形式で、内蔵するフラッシュメモリーは1GB。電源は単4形アルカリ電池、もしくはニッケル水素充電池を2本使用。突起部分を含まない本体サイズは、50mm(W)×95mm(H)×18.2mm(D)、電池を含めた重さは約78g。