ドコモ、ワイドスターII対応端末「衛星船舶・車載端末 01」を8月3日に発売

NTTドコモは、衛星電話サービス「ワイドスターII」に対応した船舶・車載用の衛星電話「衛星船舶・車載端末 01」を8月3日より発売すると発表した。発売当初は全国のドコモ法人営業部門で取り扱うが、今後は一部のドコモショップでも受け付ける予定。

ワイドスターIIは、従来の衛星電話サービス「ワイドスター」よりも、通信速度を高速化し、パケット通信単価を1/4に抑えて提供されるサービス。ワイドスターの通信速度は下り最大64kbpsとなっていたが、ワイドスターIIでは下り最大384kbpsを実現している。通信エリアは従来通りで、日本全土および日本沿岸から概ね200海里まで。

今回提供する衛星船舶・車載端末 01は、インターネット接続による海上での気象情報の閲覧やメールによる運行状況の伝達などに利用できるワイドスターII対応端末。G3 FAX機と接続することで、国内および海外へのFAXの送信できるワイドスターIIのオプションサービス「FAXゲートウェイサービス」なども利用可能。同端末を利用するには、対応アンテナへの接続が必要となる。また、同端末の発売に併せて、IP55の防水・防塵に対応した「衛星船舶車載アンテナ 01」などのオプション品も8月3日より販売する。

なお衛星船舶・車載端末 01の提供により、ワイドスター IIの用途別の対応端末が出揃った。そのため同社は、ワイドスターのパケット通信サービス「衛星パケットサービス」の新規申込み受付を2011年1月31日で終了する。衛星パケットサービスのサービス終了は2012年3月31日。同社は、衛星パケットサービスからワイドスターIIへ契約変更する場合に端末価格割引などの移行促進施策を実施する。