三菱電気は26日、初心者や高齢者でも迷わず調理できるという、操作の簡単なビルトイン型2口IHクッキングヒーター「らく楽IH」を11月10日に発売すると発表した。「CS-G20AKS」と「CS-G20K」の2機種が用意され、価格はともに工事費別で、CS-G20AKSは24万9,900円、CS-G20Kは20万7,900円。

ビルトイン型2口IHクッキングヒーター「らく楽IH」。左から「CS-G20AKS」、「CS-G20K」

今回発表された2機種は、操作ボタンを左側IH、グリル、右側IHという熱源ごとにグループ化し、「全体の電源=1」「各熱源の切 / 入=2」「火力調節=3」といった具合に、各ボタンに番号を配して操作手順が数字で分かるように配慮されたビルトイン型2口IHクッキングヒーター。

また、操作ボタンの文字を大きく見やすくし、IH火力の強弱が円弧状の「スイングサイン」で直感的に確認できるほか、鍋の置く位置に「オレンジサークル」を表示して、IH初心者や高齢者でも迷わずに調理が行えるという。

揚げ物を行う際は左側IHを、切タイマーが必要な調理は右側IHを使用するシンプルな構成で、直径25cmの鍋を置いても、鍋と操作部に5cmの間隔があるゆとりを持った配置を採用。水を張らずに魚の両面を焼けるグリルには、自動焼きのほか、切タイマーによる手動焼きも用意されている。

CS-G20AKSには、前に立つ人の有無を判別し、揚げ物調理中に離れると「音声ナビ」で注意を喚起する「見まもりセンサー」を搭載。不在が続くと安全のため加熱を自動停止する機能も持つ。さらに「音声ナビ」は、次の操作や調理状況を知らせて調理のアシストも行ってくれる。

2製品ともに、2口のIHは火力制限のない2kW(7段階)で、グリルは1.6kW(3段階)。外径寸法は、598(W)mm×231(H)mm×554(D)mmで、重量は約18kg。