JEITA(電子情報技術産業協会)は、2010年6月度の「パーソナルコンピュータ国内出荷実績」を発表した。それによれば、6月度の出荷台数は925,000台で、前年比134.1%となっている。

内訳を見ると、ノートPCの629,000台(前年比126.2%)に対し、デスクトップPCが296,000台(前年比154.7%)、とデスクトップPCの伸びが大きくなっている。特に、オールインワンタイプが前年比176.5%の161,000台と、大幅な伸びとなっている。ノートPCでは、A4型・その他が前年比138.1%の499,000台と増加傾向にあるのに対し、モバイル型は前年比94.9%の130,000台と減少傾向にある。この結果、2010年度第1四半期の出荷台数は、合計で2441,000台となり、前年比123.9%となっている。

一方、6月度の出荷金額は、895億円(前年比134.6%)で、出荷台数の伸びと同程度となり、4月、5月は金額の伸びが台数に対し10%以上低かったことに比べると、PCの低価格化に歯止めがかかった形となっている。

また、6月度の地上デジタルチューナー内蔵PCの出荷台数は、前年比370.9%の148,000台と大幅な伸びを記録し、出荷PCのうち16%が地上デジタルチューナー内蔵タイプとなっている。特に、ノートPCは、前年比841.2%の75,000台と爆発的な伸びとなっている。