"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回は夫の肩もみについての妻の本音を探る。夫の肩もみテクに妻たちが付けた点数とは? 肩もみで愛情は深まるのか?
今回取り上げるのは、エーザイがこのほど発表した夫の肩もみに関する調査レポート。6月22日~23日、肩こりに悩む40~50代の既婚女性250人と、肩こりに悩む女性を妻に持つ、40~50代の既婚男性250人を対象にインターネット調査したものだ。
肩こりに悩む既婚女性に「肩をもんでくれることがある人(機械を含む)」を聞いたところ、最も多かったのは「夫」(52%)で、次が「マッサージ師」(41%)。以下「夫以外の家族」(33%)、「マッサージチェア」(30%)、「肩もみ機」(17%)の順だった。
それぞれの肩もみテクについてはどう感じているのだろうか? 100点満点で評価してもらったところ、もっとも評価が高かったのは当然といえば当然だが「マッサージ師」で77点、2位は「夫以外の家族」(58点)だった。注目の「夫」は3位で57点。微妙な点数だが「マッサージチェア」(50点)や「肩もみ機」(46点)は上回っている。ちなみに「夫の肩もみで肩こりの症状は改善しますか」の質問には、74%が「少し改善する」と回答。「完全に改善する」は3%、「あまり改善しない」「全く改善しない」の回答は合わせて23%だった。
夫に妻への肩もみの頻度について聞いたところ、もっとも多かったのは「週1~2回」の22%。ほかは「2~3週間に1回」(13%)、「1カ月に1回」(13%)、「週に3~4回」(10%)など。「週に1回以上妻の肩をもむ」と答えた夫は合計38%と約4割に上ったという。
この肩もみ、夫婦円満にも"効果"がありそうだ。「夫が妻の肩をもむことで、夫婦の愛情は深まると思う」とした妻は82%、夫では85%に上った。「妻の肩を、今よりもっともんであげたい」とする夫も66%と多く、「妻が楽になると自分もうれしいから」(40歳男性)、「肩もみしながらの夫婦の会話が楽しいから」(52歳)といった理由が見られた。