フリーアナウンサーの宮根誠司が24日、滋賀県彦根市・琵琶湖畔の松原水泳場で開催された『第33回鳥人間コンテスト選手権大会』(読売テレビ主催)の滑空機部門にパイロットとして出場した。
宮根は前回の大会にも出場。初挑戦ながら飛行距離301.30mという好成績をおさめた。2回目のフライトとなる今回の目標は優勝。前回の記録を大きく上回る"400m超え"を目指して本番に挑んだ。
当日の琵琶湖は快晴。気温34℃を超える猛暑の中、湖上から10mの高さに設けられたプラットホームに現れた宮根は、いつになく険しい表情。MCの東野幸治らに心境を聞かれ、「やっぱり恐いです。前回は気持ちよく飛べたというイメージしかなくて、こんなに(湖面から)高いって忘れてました。自分でもアホちゃうかと…」と無謀な挑戦を後悔?だが、自ら司会を務める人気番組『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビほか)チームを代表してフライトに臨むとあり、「スタッフががんばってくれた。その気持ちを胸に飛ぶしかない!」と覚悟を決め、湖上へ勢いよく飛び出していった。
フライト後、会見に臨んだ宮根は「飛んでるときはめちゃめちゃ気持ちいい。湖面の上を滑っているような、あの感覚は鳥人間じゃないと味わえないと思う」と感想を。また、今回の機体に合わせた体重にするため、6月からダイエットに励んで4kg減を達成したことも明かしたが、「昨日、近江牛をたらふく食べてしまった」と大会の前日になって食欲が爆発?してしまったことも告白。その理由を「(飛ばなければならないという)プレッシャーからの現実逃避です(笑)」とぶっちゃけて笑わせていた。
心身共に追い込まれる? パイロットのプレッシャーから解放され、「次はもう司会でもいいですよね(笑)」とMCでの出演をちゃっかりアピールした宮根。だが「司会でプラットホームに上がると、飛びたくてとウズウズするかもしれない。2回目の挑戦で『鳥人間』の奥深さを改めて知りましたし、すでにもう飛ぶ怖さを忘れてますからね」と次なる“挑戦”をにおわせるコメントも飛び出していた。
また、プラットホームや湖岸の応援席で熱戦を伝えたMC陣の東野、ココリコ、藤本美貴、北川弘美も会見を。2回目のMCとなる東野は「2年ぶりの大会。出場チームの真剣さに触れて、また『鳥人間』が帰ってきたなと感慨深いです。みんな思う存分飛んで欲しいという思いで見送っていました」と。ココリコ遠藤は「フライトの結果がよくてうれし泣きする人もいれば、ダメで悔し泣きする人もいる。それを見ていると、もらい泣きしそうになるんです。離婚しても泣かなかった僕が(笑)」と自虐ネタも交えて感動を語っていた。
さらに、前回大会時に「吉本芸人をパイロットに"チーム吉本"で参戦したい」と語っていた東野は、これを指摘されると「それ、2年ぶりに思い出しました(笑)。次回はぜひ僕が総監督を務めて"チーム吉本"で飛ぶと断言しときます!」と出場を宣言。「パイロット候補に(体重が軽くパイロット向きの)ガリガリ要員・矢部太郎くんとか、キングコングの梶原くんとかいるんですよ。最悪、10m上から落ちてケガしてもいいMr.オクレ師匠とかも(笑)。飛ぶのは『ミヤネ屋』だけじゃないというところを見せたいですね」と吉本芸人の参戦にノリノリだった。
なお、宮根の2度目のフライトの結果をはじめ大会の模様は、9月24日(19:00~)に、スペシャル番組『鳥人間コンテスト2010』(読売テレビ・日本テレビ系)で放送される。