経済産業省は22日、5月の全産業活動指数(2005年=100、季節調整値)を発表した。5月の同指数は前月比で0.2%上昇の96.1だった(2カ月連続の上昇)。前年同月比は3.4%の上昇(原指数)。
全産業活動指数は、鉱工業生産指数、第3次産業活動指数、農林水産業生産指数、建設業活動指数、公務等活動指数を付加価値額ウェイトで加重平均して算出したもので、全産業の生産活動状況を供給面から把握することを目的にしたもの。
5月の全産業活動指数を産業別にみると、建設業活動指数が前月比で8.9%も上昇したほか、公務等活動指数が同0.9%、鉱工業生産指数が同0.1%それぞれ上昇。低下したのは第3次産業活動指数のみで、前月比マイナス0.9%だった。建設業活動指数は3カ月ぶりの上昇、公務等活動指数は2カ月ぶり、鉱工業生産指数は3カ月連続の上昇。第3次産業活動指数は2カ月ぶりの低下。
この日同時に発表された5月の全産業供給指数(最終需要部門計)は96.1で、前月比0.6%の低下。需要項目別では、消費が前月比0.3%の低下、投資が同4.0%の上昇、輸出が同2.4%の低下、輸入が同1.8%の上昇となっている。