「子どもは天からの授かりもの」ともいうが、現在婚活中の男女は子どもについてどう考えているのだろうか? 結婚相談所のサンマリエの調査によると、婚活中の男女の多くが2~3人の子どもが欲しいと考えているそうだ。最近のイクメンブームの影響もあってか、男性の育児への参加意識も高まっているようで―。
同調査は、昨年6月1日~15日に、サンマリエ会員を対象に実施。1,248人(男性780人、女性468人)から回答があった。
「あなたは子どもが欲しいですか」と聞いたところ、「今すぐにでも欲しい」あるいは「そのうちに欲しい」と回答した人は男女とも80%近くに上った。ただ、男性の17%、女性の13%は「欲しいけどいろいろ考えると難しい」と回答しており、年齢や経済的な問題などで子どもを断念する人も少なくないようだ。
「幸せな結婚のために子どもはいた方がいい」としたのは男女とも約80%。そのうち「絶対いたほうがいい」と答えたのは、男性49%、女性32%で、男性の方が「子どもがいる家庭」へのあこがれが強いともいえそうだ。
子どもの理想の数は男女で大きな差は見られなかった。もっとも多かったのは「2人」(男性62%、女性61%)。2番目は「3人」(男性22%、女性21%)だった。「一人っ子では、かわいそう」などの理由で「1人」は、男女ともに8%にとどまった。「3人以上」も男性の6%、女性の7%いた。
子どもを持つ年齢として妥当な時期を聞いたところ、男性でもっとも多かったのは「30~34歳」(32%)、次が「25~29歳」(28%)。女性は「25~29歳」(37%)がトップで、次が「30~34歳」(31%)だった。「自然な流れなので年齢は関係ない」と答えた人の割合をみると、男性が32%なのに対し、女性は26%。子どもを持つタイムリミットについては、女性の方がシビアなようだ。
育児の分担については、男女ともに「妻がメインで夫はサブがよい」がもっとも多く約5割。ただ「妻と夫は同程度がよい」も多く、男性の45%、女性で43%に上った。この「同程度」の割合をみると、男性がわずかながら女性を上回っている。女性が思っているより男性の「イクメン」願望は強い、ということになるのだろうか―。