富士フイルムは21日、フジノン光学式5倍ズームレンズ搭載のコンパクトデジタルカメラ「FinePix Z800EXR」を8月7日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は3万3,000円前後。
同製品は、FinePix Z700EXRの後継機種で、液晶画面を上下2画面に分けて画像を表示する「2画面サクサク再生」機能や、カメラをタテにすると画面も自動的にタテ表示になる「タテヨコオート」などが利用できる、3.5型ワイドタッチパネル搭載のコンパクトデジタルカメラ。
また、瞬時に被写体との距離を測定する"位相差画素"を組み込んだ有効画素数1,200万画素の「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載し、最速0.158秒で被写体にオートフォーカスを合わせる「瞬速フォーカス」を実現している。
手ブレ補正システムには、従来からの補正対象だった細かい動きに加えて、大きくゆっくりとした動きも検知して補正する新開発の「さらにブレない 新・手ブレ補正」を搭載。超望遠撮影時や動画撮影時に効果を発揮するとのこと。
そのほか、デジタルカメラ側で画像をグルーピングして、フジカラーの店舗やインターネットからそのままフォトブックの注文が行える「フォトブックアシスト」と、カメラを横方向や縦方向にぐるっと動かすだけで、最高で360度のパノラマ画像を自動合成する「ぐるっとパノラマ360」を搭載する。
焦点距離は35mm判換算で35mm~175mm相当、開放F値はF3.9(W) / F4.7(T)。記録メディアは約30MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHCカードに対応。サイズは、98.1(W)mm×59(H)mm×20.3(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重量は約158g。